【久喜校】地球滅亡でYeee-Haaaaw!!
こんにちは!久喜校「美と叡智」担当のAでございます!
暑い!暑すぎる!本当に地球滅亡しちゃぞ!
今回は「授業でこんなことをしたよ」みたいなお話をしようと思います。
でもその前に「成美学園って、すっごく安全なところなんだよ!」ってお話をさせてくださいね。
私は昔から苦手なものが多いんです。
体育関係は全部だめだし、数学もできない。記憶力も人並み以下です。
だから久喜校の先生方でテニスをプレイしたりしている時はカメラマンやっているし、
ルールの多いボードゲームには一切手を出したことがありません。
そんな私、H先生に何度かこんなことを言われました。
「やらないからできないんですよ。やりもしないのでできないなんて」
最初は悔しいというより、悲しかったです。
小さいころからどんなに頑張っても何もできず、クラスメイトからいじめられ、
親からも「努力が足りない」と言われ続けてきた私です。
馬鹿にされるのがつらい、恐い、だからやりたくない。
きっとこの気持ちは、誰にも理解されないんだろうな、と。
けれど、最近になってその気持ちが少し変化してきました。
「やらないからできないっていうのは確かに正論。
じゃあ、試しに少しやってみてもいいんじゃないかな」
この変化は小さなものだけど、私にとっては大きな一歩です。
一体、この変化はどこからやってきたんだろう、と思いました。
その時はっと気づいたのが「あ、ここが成美学園だからだ」ということでした。
この学校の中には、教職員方にも、生徒の皆さんにも、私を笑い者にする人はいません。
逆上がりができなくても、二重飛びができなくても、
私を馬鹿にしたり、ののしったり、石を投げつけたりする人はいません。
ここは、出来ないなら出来ないなりの私を受け入れてくれる「とても安全な場所」なんだ。
だから「やってみよう」って気持ちになれるんだ!
成美学園って本当にそういうところです。
私は今、新しい「どんなこと」を始めてみようか、すごくワクワクしています。
さて!
相も変わらず前置きが長くなったところで今日のお話!(遅い!)
まずはこの前道徳の授業で使ったこのプリントをご覧ください!
題して「地球滅亡します!」
え?道徳なのに何なの??アルマゲドン??いやブルース・ウィリスとか出てこないから!
実はこれグループワークの一種です。
問題文にはこう書いてあります。
「もうすぐ隕石の衝突により、地球は滅亡します。
人類存続のために、ロケットで人類の代表を地球外に脱出させることになりました。
しかしロケットに乗れるのは6人だけです。ロケットに乗る候補は以下の10人です。
あなたはこの中からロケットに乗せる6人を選ばなければなりません。
さあ、選んでください。人類という種が存続し続けるために!」
どんな10人なのかは画像をご参照あれ!
一年生を男子チームと女子チームに分け、「それぞれのチームで6人を選んでね」とお願いしました。
三か月一緒に勉強した仲間とはいえ、まだまだ緊張が抜けない一年生諸君です。
グループワークなんて大丈夫かな、と、心の中では戦々恐々でした。
ところがところが!それぞれのチームできちんと話し合いが進んでいくのです!
男子チームのリーダーにはK君を、女子チームのリーダーはAさんにお願いしました。
私の不安をよそに、女子チームはAさんを中心にあっという間に6人選んでしまいました。
男子チームは若干心配しましたが、K君が拙いながらもみんなから意見を集め、
要約する、という役割をしっかり務めてくれていました。
K君は場面緘黙の友達にも「プリント書いたんだろ、読ませてよ」と声をかけ、
丁寧に意見を聞いてくれていました。
入学したばかりのころは暗い表情も多かったK君。
けど、今目の前には、私がお願いした役割をしっかり務めようとしてくれる
立派なリーダーのK君がいる!
すごく嬉しかった。幸せだった。
頼もしいK君の姿に、思わず涙ぐんでしまいました。
いやぁ、
地球滅亡させて、本当に良かった!
ちなみに、このグループワークは「答えがない」のが「答え」です。
対象者に「価値観を合わせるのは難しい」という気づきをしてもらうのが目的なので。
ぜひ皆さんも挑戦してみてね!