「本当に卒業できますか?」
——よくある疑問に、酒井学園長が直接答えます。

「卒業できるか、正直わからなくて——。」
入学前、そう話す生徒が少なくないと、学園長の酒井さんは言います。
通信制高校という言葉は知っていても、仕組みはよくわからない。費用のこと、単位のこと、もし途中で来られなくなったら——。調べれば調べるほど、疑問は増えていくという声もあります。
不安を抱えながら情報を集めているという方に向けて、成美学園の立ち上げから携わる酒井学園長に、よく届く疑問を一つひとつぶつけてみました。
酒井 一光 学園長
1984年、茂原市で地域の音楽振興を目的に「酒井音楽教室」を開設。その後「成美音楽学院」を経て、2007年に通信制サポート校として成美学園高等部を創設した。
「音楽を通じて人が変わる瞬間に出会えること」が教育の原点。その感動を全国の生徒に届けたいという思いで、現在は学園長として関東28校舎の拡大を牽引している。学園の指針「認めて・引き出して・応援する」を体現し、開校以来の歩みを誰よりも知る人物。
3年生になった時点での卒業率は、約98%です
「卒業への不安を持って入学する子が多いのは事実です。でも、3年生になった生徒の卒業率は約98%。それが私たちの答えです。」
卒業できなかった2%の主な理由は、経済的な事情や休学です。「勉強についていけなくて卒業できなかった」というケースはほとんどありません。入学を検討している生徒の多くが心配している「勉強が難しくてやめてしまう」という事態は、成美学園ではほぼ起きていないということです。
在籍1年目から数えた「3年後の卒業率」は75〜80%程度になります。この数字は成美学園に限らず、通信制高校全体の傾向です。差分にあたる生徒の多くは休学を経て、翌年以降に卒業しています。
通信制高校には「留年」という概念がなく、代わりに「休学→復帰→卒業」という道があります。一度立ち止まっても、卒業への道は閉じません。「3年で卒業しなければならない」というプレッシャーがない点も、通信制高校を選ぶ理由のひとつになっています。
数字だけでは伝わらない学園の空気感を、ぜひ直接確かめてください。
→ 学園説明会の日程を見る
卒業に必要なのは、4つの条件。全日制高校と同じです
成美学園のグループ内には、通信制高校「成美学園高等學校」があります。生徒は近くの成美学園の校舎で学校生活を送りながら、グループ内の通信制高校を通じて高校卒業資格を取得します。
「卒業に必要な条件は、国が定めた単位・在籍・スクーリング・特別活動の4つです。それらを満たすことで、高校卒業資格を取得できます。」
外部の通信制高校と別々に在籍するケースとは異なり、同じグループ内での一貫したサポートが受けられます。
- 74単位の取得
国語・数学・英語などの必修科目に加えて、選択科目を組み合わせて3年間で積み上げます。全日制高校と同じ単位数です。授業は1コマ40分・少人数制で進むため、「勉強についていけるか心配」という生徒も、わからないことをその場で解消しながら進められます。 - 3年間の在籍
単位がすべて揃っていても、在籍期間が3年に満たない場合は卒業できません。ただし、成美学園には休学・復学の制度があります。体調や家庭の事情で通えない時期が生じても、在籍を続けながら立て直す時間を取れます。休学した期間は在籍年数に算入されないため、再開後に続きから卒業を目指せます。「一度来られなくなったら終わり」ではありません。 - スクーリング
成美学園高等學校(千葉県勝浦市)に出向いて授業を受ける「スクーリング」が必要です。これは通信制高校に国が定めたルールです。成美学園では宿泊型でまとめて実施しているため、日程の調整もしやすくなっています。スクーリングについては次のセクションで詳しく説明します。 - 年間一定時間の特別活動
ホームルームや学校行事など、学校が定める特別活動への参加が必要です。成美学園では文化祭・体育祭・校外学習など、生徒が楽しみにしている行事が特別活動に含まれます。普段の学校生活を送るなかで自然に満たせる内容です。
スクーリングは、2年目から楽しみにしている子がほとんどです
「最初は不安がる生徒も多いです。でも2年目・3年目になると、毎年楽しみにしている子がほとんどです。」
会場は成美学園高等學校の本校がある千葉県勝浦市です。
1回目のスクーリングは、緊張してくる生徒がほとんどです。普段は同じ校舎の顔見知りが中心ですが、スクーリングには全国の校舎から生徒が集まります。知らない人ばかりの環境に不安を感じるのは自然なことです。
「でも、2日目の夜には友達ができて笑っている。それが毎年の光景なんです。共同生活をしているうちに、自然と打ち解けていくんですね。普段の校舎では会えない子と話して、刺激をもらって帰ってくる。だから2年目以降は『今年もスクーリングに行きたい』と楽しみにしている子がほとんどになります。」
スクーリングの詳しい内容や登校の仕組みは、次の記事「毎日通わなくても大丈夫?」でまとめています。
担任・少人数制で、一人ひとりを見ています
「もし途中で来づらくなっても、気づく仕組みがあります。担任・少人数制で、一人ひとりを見ています。」
生徒一人ひとりに担任がつきます。毎日顔を合わせているからこそ、「この子、最近様子が違う」という変化に早く気づけます。授業は15〜25名の少人数制です。全日制高校の約40名と比べると先生の目が届きやすく、自然と気にかけられる規模です。
先生たちが大切にしているのは、生徒のいいところを見つけることです。いいところを見つけて声をかける。すると自然に話しやすい関係ができて、生徒のほうから相談してくれるようになっていく——そういう雰囲気が、成美学園の校舎にはあります。
入学後に保護者から多く届く言葉のひとつは、「子どもが自分から学校の話をするようになった」というものだと言います。親が「良い意味で暇になった」という声さえあるほど、生徒が自立して動き始めるケースも少なくないようです。
ドラムから始まった、ある生徒の話
学園の立ち上げから4年目のことです。全く学校に来られない生徒がいました。
「音楽とドラムに興味があることがわかって、私が直接ドラムを教えはじめたんです。」
最初はドラムの時間だけ来るようになりました。どんどん熱中していって、バンドを組みたくなった。そのために友達ができた。友達が午前中から来ているから自分も来るようになって——気がついたら勉強も楽しくなっていて、最終的に大学まで進学しました。
「きっかけは何でもいいんです。その子にとっての『行く理由』を一緒に見つけることが、私たちの仕事だと思っています。」
どんな「きっかけ」があるか、まずは先生たちに会いに来てください。
→ 学園説明会の日程を見る
費用は年間60〜65万円前後。高校無償化の対象です
「高校無償化(就学支援金)の対象になるため、国の補助を活用することができます。」
通学科(週5日)で年間60〜65万円前後が目安です。このうち単位取得にかかる費用(約30万円)は、高校無償化(就学支援金)の対象です。世帯年収に応じて国の補助が受けられるため、多くの家庭で実質的な負担を抑えることができます。
私立全日制高校の年間費用が100万円前後であることを考えると、差は明確です。ただし費用は在籍するコース(通学科・通信科・個別指導科など)によって異なります。
また、成美学園には国の教育ローンの活用や特待生制度もあります。12月までに願書を提出すると入学金10万円が免除される制度もあるため、検討のタイミングも重要です。
「学費が心配で踏み出せない」という方も、まず一度試算してみることをお勧めします。コース別の詳細な費用と支援制度のシミュレーションは、別の記事「学費はどれくらい?」でまとめています。
今、迷っているあなたへ
「卒業できるか」「通い続けられるか」——その不安を持ったまま入学してくる生徒は、決して少なくありません。でも、そのほとんどが3年後に卒業していきます。仕組みを知ること、学校の雰囲気を感じること、先生に会ってみること。まずはそこからで十分です。
まず、気軽に聞いてみてください
「まだ検討中」という方は、資料を見るだけでも構いません。費用のこと、通い方のこと、卒業のこと——気になることはLINEでも相談できます。
実際に学園の雰囲気を見てみたい方は、学園説明会へ。先生たちが、明るく迎えてくれます。





